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高橋かつのりが自身の考えや想いを綴るコラム『夢だより 風だより』

夢だより 風だより【第五十七想】
2004.07.01

 町民の皆様には、合併を巡る問題についてご心配をおかけしておりますことを、まずお詫び申し上げます。

 

 つきましては、正確な状況をご報告申し上げることによって、無用の誤解を少しでも減らしたいとの考えから、今月の文章を書くことと致しました。

 

 高根沢町は、四月十八日に行われた住民投票の結果、合併特例法の規定により宇都宮市との合併協議会を設置することになりました。つまり、芳賀町との合併協議会とあわせ二つの協議会が並立することとなったわけです。

 

 この問題については、四月二十三、二十七日両日に開催された町議会全員協議会において町議会議員の方々と協議をし、結果、高根沢町の方針として「二つの合併協議会を並立して検討をすすめる」という事になりました。

 

 四月二十七日に開催された芳賀町・高根沢町合併協議会において、高根沢町としての方針を報告いたしましたが、芳賀町代表の合併協議会委員の皆様からは、この方針に対して強い異議が唱えられました。そして宇都宮市との合併協議会設立から一ヶ月以内に「合併相手先の一本化をはかること。さらには一本化がなされるまでは具体的な協議には入らない。」との結果となりました。

 

 その後、宇都宮市・高根沢町合併協議会につきましては、五月十七日に設置の運びとなり、五月二十日に第一回協議会が開催され、六月二十二日に第二回目の協議会が開催されております。

 

 第一回目の協議会においては、規約や規定、事業計画、予算などが審議され、第二回目の協議会においては、合併基本四項目のうち、合併期日を除いた基本三項目や、行政制度の調整方針が審議され、地域自治制度の中間報告がなされました。

 

 芳賀町からの一本化要求に対する高根沢町の回答ですが、六月二十三日に開催された芳賀町・高根沢町合併協議会の場において、私から次のように発言を致しました。

 

 「(宇都宮市・高根沢町合併協議会の)現在の審議内容では、宇都宮市との合併協議を打ち切るという合理的根拠を見つけることが出来ず、さらに、芳賀町との合併による優位性を説明しようにも、実質的な協議がストップしている現状では、そのことも不可能な状況にあります。

 

 また、高根沢町議会では、今月十四日に議会市町村合併研究特別委員会が開催されましたが、委員会終了後には、議長から総務課の合併担当職員に、宇都宮市・高根沢町合併協議会の協議資料や、宇都宮地域合併協議会の資料を提出するようにとの指示があり、翌日、議員の人数分の資料を事務局に提出したとの報告を受けております。この特別委員会には、執行部の出席要請はなく、したがいまして私自身、議論の詳細を把握いたしてはおりませんが、その後、鈴木議長のほうから、現時点では『宇都宮市・高根沢町合併協議会の内容を精査している段階である』との説明を受けました。以上のようなことから、前回の合併協議会でいただきました芳賀町代表の委員の皆様からの『一本化の要請』につきましては、現時点においてはお答えすることが出来ないことをご報告申し上げます。」

 

 当然、この回答に対して芳賀町側の委員の皆様は納得されず、その後の議論の中で、私からは「宇都宮との合併協議会は、住民投票において過半数の町民の皆様が賛成した結果設置されたのであり、まだ二回の協議会開催の段階で協議を打ち切ることは、町民皆様に説明がつかないことを理解していただきたい。」「芳賀町の委員の皆様が芳賀町民の利益を代表するのと同じように、私は高根沢町民の利益を代表するのであり、お互いの立場を理解しあうという考え方に立っていただけませんでしょうか。」といった主旨を申し上げました。

 

 しかし、残念ながら理解をいただくことは出来ませんでした。

 

 六月二十四日の新聞紙上にあった森芳賀町長の「協議会解散発言」は重く受け止めなければならないことであり、高根沢町としても明確な判断をしなければならないと考えています。

 

 今日は原稿締め切りの六月二十五日です。広報が皆様のお手元に届く頃には新たな展開になっているかもしれませんが、その時には、このような経過があったことをどうかご理解いただきたく、ご報告申し上げる次第です。

■こちらのコラムに関して

こちらのコラムは、高橋かつのりが高根沢町長在任時、高根沢町の広報誌『広報たかねざわ』で執筆していたコラム『夢だより 風だより』を、高根沢町の許可を得て転載しております。
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